大学全入時代へ一直線の昨今ですが、それでも難関大学には確固としたブランド価値があります。

「出身大学は東大です。」「早稲田の政経です。」なんて言うと、頭が良いという評価に加えて、人格的にも優れていると思われます。

実際に人格が優れているかは別問題ですが、一般的にはそんな評価を受けるものなのです。

その人が難関大学、一流大学のブランドを背負っていることで、例え自分が主張しなくとも、他人からの評価はその時点で一流となるのです。


これを「ハロー効果」と言います。


ハロー(Halo)とは(太陽・月の)光輪、後光という意味。

つまり、ハロー効果とは、ある特徴によって他の特徴の評価が変わってくるという心理的効果なのです。


「私、ビルゲイツと友達なの。」「親戚の和田あきこがさぁ・・・。」なんて聞くと、単にうらやましいというだけではなく、その人の評価も「すごいなぁ」となりがちです。

有名人・著名人と関係があるという特徴が、その人自身の評価を引き上げるのです。

これもハロー効果の一例ですが、ハロー効果は日常生活だけではなくビジネスにおいても巧に利用されています。


例えば、映画の「監修」。

監修と言っても、実際はほとんどノータッチです。別に監督や女優さんにアドバイスをしてくれるわけではありませんし、撮影現場に来ることもありません。

では、なぜ監修が必要なのか?

実は必要なのは監修ではなく、監修の名前・ブランドなのです。


「えっ!?この映画って、○○さんが監修してるの?だったらいい映画なんだろうな。」

こんな心理操作を狙っているわけです。


書籍の推薦文も同様ですね。


また、会議や勉強会、セミナー等で人に何かを伝えたい時、「○○大学の○○先生によると〜」といった引用があると信頼がグッと高まります。

この場合、○○大学や○○先生が有名であればそれに越したことはありませんが、大学教授というブランドだけでも十分に有効でしょう。


しかし、ハロー効果がマイナスに働くこともあります。○○先生が痴漢や盗撮で捕まってしまうような教授だったら、逆効果ですよね。その特徴がちゃんとあなたの背中に光を当ててくれるのか。その判断が重要というわけです。


では、ハロー効果をウェブに落とし込んでみましょう。

まず考えられるのは「提携先企業」「パートナー」のページを作ること。知名度の低い中小零細企業でも、この中に一流企業、上場企業があることで間違いなく見る人の評価が変わります。

会社の規模や知名度の順番に上から並べるといいかもしれませんね。

しかし、どの提携先企業も知名度が低いという場合、企業毎に説明文を掲載すると効果的です。社員数2名の零細保険代理店であっても、「少数精鋭のエリートが集まる大手○○保険会社地域NO.1代理店」のように書くことで、お互いに後光が射します。


さらに、ウェブで売っている商品やサービスについて、有名人・著名人の推薦文を掲載してみましょう。その商品、サービスが広く認知されているものでなくても、推薦文が購入への動機付けをしてくれるはずです。


また、ハロー効果はブランドの拝借だけではありません。


ウェブのデザインを「神秘的なイメージ」にしたいと思ったら、神秘的な特徴を持ったモノをデザインに組み込めばいいのです。

この場合、ピラミッドや星空、水晶や宝石等の写真を用いることで、神秘性をそれとなく醸し出すことができます。


このように、ハロー効果を戦略的に活用することで、『ある特徴』があなたの会社、商品、サービスに七色の光を当ててくれるのです。



以上、ウェブ商人のハロー効果でした。


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